ラグビーワールドカップ2019神戸開催を成功させよう!Let's make a success of Rugby World Cup 2019 in Kobe!

ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会の開幕まで半年を切った。3月初旬に三ノ宮のスポーツパブ「スポルテリア」で神戸製鋼コベルコスティーラーズの有田隆平選手、山下楽平選手をゲストにしたトークライブの進行役をしたのだが、店内は超満員となり立ち見も出るほどだった。
2003年度以来のトップリーグ優勝の効果は絶大である。その日は東京からの移動で新神戸駅から三宮に向かったのだが、地下鉄の切符売り場前の足元にはRWC2019の巨大なロゴがあり、地下鉄で移動すると、ホームドアにもRWC出場国の写真がディスプレーされていた。
神戸もいよいよ盛り上がってきたと嬉しくなった。

神戸での4試合の見どころについては第15回コラムで触れた。神戸にやってくる8チームのなかでは、4チーム(イングランド、スコットランド、アイルランド、南アフリカ)がティア1と呼ばれる世界トップ10の伝統国であり、この国々が日本で試合をするということ自体に大きな価値がある。
ぜひ、4試合とも観戦していただきたい。スコットランド対サモアは接戦になる可能性が高く、日本代表のプールA内での順位を左右する戦いでもある。それ以外はやや実力差があるのだが、2015年のRWCのとき、南アフリカ代表対日本代表もそんな見方をされていた。
つまり、番狂わせの目撃者、歴史の証人になるのであれば、実力差があると思われる試合を見に行かなくてはいけない。
実力的に下と見られるチームの挑戦は、毎度RWCプール戦を盛り上げる。格下と目されたチームの一つのタックル、一つのトライに盛り上がる。それがRWCプール戦だ。

試合前後に世界の人たちと交流するのもRWCの面白さ。ラグビーは社交をとても大切にしている。特にRWCは観客のテンションも高い。世界中からやってくるラグビーファンの皆さんと、いろんな言葉で挨拶を覚えてコミュニケーションを取り、試合後は健闘を称え合う。観客のマナーが良いのもRWCの特徴だ。主に憶えておいてほしいマナーは以下の通り。

1.相手チームの良いプレー、トライにも拍手する
2.プレースキックのときは、静かにする
3.選手をおとしめるような汚いヤジを飛ばさない
4.試合後は相手チームのファンと健闘を称え合う

 

▼神戸市御崎公園球技場開催の4試合
9月26日(木) 18:45 イングランド 対 アメリカ
9月30日(月) 18:15 スコットランド 対 サモア
10月3日(木) 18:15 アイルランド 対 ロシア
10月8日(火) 18:15 南アフリカ 対 カナダ

 

今回は、ラグビーというスポーツに詳しくない皆さんに、ラグビーの基本的な見方を説明しておきたい。
ラグビーは、とてもシンプルなスポーツだ。バスケットボールやサッカーがゴールにボールを入れるのと同じように、ラグビーもあのH型のゴールポストの向こうに広がる「インゴール」というエリアにボールを運んでいるだけだ。
インゴールの地面にボールを置けば「トライ」で5点が入る。ボールの運び方は自由で、歩数制限もなく、相手にぶつかって前進してもかまわない。防御側には身体をぶつけて相手を止めるタックルが許されている。そして、相手ボールを奪えば攻めることができる。
グラウンドのあちらこちらで複数の選手が重なり合うようになっているのは、ボールを奪い合っているのだ。手足を使って投げ、蹴り、走り、ボールを奪い合い、倒し合う。人間のあらゆる能力を使って戦うスポーツなのだ。

細かいルールを憶える必要はない。レフリーも、選手たちが安全、公平、快適にプレーできていれば、反則の笛を吹かない。以下の3つを憶えておくと、ほとんどのルールが含まれるので、これだけ頭に入れてもらえば良いと思う。

1.ボールの前でプレーできない
2.倒れた選手はプレーできない
3.相手に怪我をさせない

 

1は、目指すインゴールの方向に向かって、ボールの前でプレーすることはできないということ。常にボールを持った人が先頭にいて、相手にぶつかっていくのがラグビーの原則だ。
2は、タックルで倒されたらすみやかにボールを放して立ち上がり、タックルしたほうもすぐに立ち上がるということ。ラグビーは常に立ってボールを奪い合うことになっている。
3は、危険なスポーツだからこそ、怪我をしないようなプレーが求められるということ。例えば、タックルは必ず相手をつかんで倒さなくてはいけない。肩でぶつかっていって吹っ飛ばすものや、足を上げて頭から落ちるようにするタックルも反則だ。また飛び上がっている選手へのタックル、肩から上へのタックルも禁止されている。

難しく考えず、それぞれのチーム、選手が特長を生かし、一丸となってインゴールへボールを運ぶところを楽しんでもらいたい。
日本のサンウルブズが参加するスーパーラグビーも開催中で、6月下旬からはトップリーグ16チームと、トップチャレンジ8チームが参加するトップリーグカップが開催される。神戸でも試合が行われる予定なので、RWCの予習の意味も込めて観戦していただきたい。

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村上 晃一氏 プロフィール
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。99年、03年、07年、11年、15年のワールドカップでは現地よりコメンテーターを務めた。
著書に、「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)などがある。

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