ラグビーワールドカップ2019神戸開催を成功させよう!Let's make a success of Rugby World Cup 2019 in Kobe!

ラグビーワールドカップ(RWC)2019日本大会開幕まで、300日を切った。200日台に入ると、ぐっと近づいた気持ちになる。参加20チームの最後の枠を争う敗者復活予選は、ケニア、ドイツ、香港、カナダの4チームが集って11月、フランスのマルセイユで行われ、カナダが優勝。最後の枠に滑り込んだ。カナダは9大会連続9度目の出場となる。

カナダは近年の戦績が振るわないが、1991年大会ではベスト8に進出したことがあり、準々決勝でニュージーランドと13-29という好勝負を演じた。日本代表とはRWCで2度引き分けている。今回はニュージーランド、南アフリカ、イタリア、ナミビアが所属するプールBに入る。苦しい戦いになりそうだが、イングランドのプレミアシップのニューカッスル・ファルコンズでプレーしたDTH・ファンデルメルヴァ(WTB)ら海外でプレーする選手もおり、強豪国をどこまで苦しめるか楽しみだ。

カナダは、10月8日、神戸市御崎公園球技場で南アフリカと戦う。神戸の皆さんにとっても注目チームの一つになる。RWCのプール戦は、格下と目されたチームが強豪国を苦しめ、波乱を起こすことが多い。強豪国は決勝戦を見据えて戦い、挑戦者はターゲットを絞って全力で戦うからだ。2015年の日本代表の南アフリカ戦勝利はそのように成し遂げられた。だから実力差があると思われる戦いも見逃せない。一つ一つのトライに、そのチームが努力を重ねてきた貴い価値があるのだ。

さて、出場チームが出そろった神戸での4試合の見どころを改めて紹介しておきたい。試合はすべてナイターで行われる。まずは、9月26日に行われる「イングランド対アメリカ」。11月17日、日本代表に逆転勝ちしたイングランドは、前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズが率い、優勝候補の一角だ。ここは実力差を見せつけるはずだが、アメリカも近年めきめきと力をつけている。2018年4月には、新たなプロラグビーリーグ「メジャーリーグラグビー」(MLR)が開幕し、国内のラグビーへの関心度も高まっている。運動能力の高い選手が多く、そう簡単に負ける戦いにはならないだろう。

神戸での2試合目は、9月30日の「スコットランド対サモア」だ。日本代表と同じプールAのカードで、日本代表の順位に直接影響する一戦だ。2015年大会は、36-33と3点差でスコットランドが勝ったが力は拮抗している。サモアはRWCになると世界中のクラブでプレーする選手が集って最強メンバーを編成する。5日後には日本代表とサモアの試合があり、見逃せない試合だ。

10月3日に行われるのは「アイルランド対ロシア」。アイルランドは2018年のテストマッチ(国代表創同士の試合)で12戦11勝。イングランド、ニュージーランド、オーストラリアにも勝っており、ニュージーランドと並ぶ優勝候補だ。RWCは2度目の出場となるロシアがどのようにトライを奪うのか。一矢報いようと工夫を凝らす戦いは興味深い。神戸での最後の試合は、10月8日の「南アフリカ対カナダ」。1995年大会以来の対戦になるのだが、実はこの試合では乱闘があり、退場者を出す荒れた展開になった。フィジカル面では世界最強ともいえる南アフリカに対し、一歩も引かずにぶつかっていくのがカナダだ。間違いなくタフな試合になる。スコットランド対サモア以外は点差がつくのではと予想されているが、だからこそ、挑戦者の奮闘が感動を呼ぶ。ラグビーというスポーツそのものの面白さ、RWCの雰囲気を楽しんでもらいたい。

一つ書いておきたいことがある。10月下旬、大阪のニュージーランドレストラン「マヌカ」で藪木宏之さんをゲストに迎えてのトークライブの司会をした。日本ラグビーフットボール協会の広報部長である藪木さんは神戸製鋼V7にすべて関わったスタンドオフだ。平尾誠二さんが、スクラムハーフだった藪木さんをスタンドオフにポジションチェンジさせたことが、V7の大きな要因になった。平尾さんの一番弟子ともいえる藪木さんは、「ノエビアスタジアム神戸(神戸市御崎公園球技場)は、平尾さんの思いが詰まっている」と話していた。傾斜の急なバックスタンドも、観客の見やすさを重視した平尾さんの意見が反映されているし、天井に据えられたカメラも平尾さんの発案だという。観戦者にラグビーの魅力を堪能してもらいたい。ラグビーを愛する平尾さんだからこその視点だ。

藪木さんの話を聞いて、ますます多くの皆さんにこのスタジアムでRWC2019を観戦してほしいと思った。RWC開催時、屋根は閉じられる。天候に左右されず、芝はハイブリッド。スクラムで芝がめくれ上がることもなく、スピードある選手が鋭角的なステップを使っても足元が滑ることはない。万全の環境で楽しめる4試合、ぜひ会場に足を運んでいただきたい。

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村上 晃一氏 プロフィール
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。99年、03年、07年、11年、15年のワールドカップでは現地よりコメンテーターを務めた。
著書に、「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)などがある。

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