ラグビーワールドカップ2019神戸開催を成功させよう!Let's make a success of Rugby World Cup 2019 in Kobe!

いよいよラグビーワールドカップイヤーが幕を開けた。気が早すぎるのだが、9月20日の開会式を想像すると胸が高鳴ってしまう。すでに観戦する試合のチケットを確保した方も多いと思うが、これまで行われていたのは抽選販売だった。2019年1月からは、お目当てのチケットを申し込み、先着で買えるようになる。まずは、これまでの抽選販売で落選した人(全部落選、一部落選いずれも含む)の先着販売があり、続いて、一般販売が期間を区切りながら断続的に行われる。

また、チケットを購入後、何らかの理由で観戦できなくなった場合、チケットを定価で再販することができるオンラインサービスも始まる。日本代表の試合や、人気カードの購入は難しいかもしれないが、ニュージーランド、アイルランドなど優勝候補が絡まない試合でも面白いカードはたくさんある。前回のコラムでは神戸で行われる4試合の見どころを紹介した。日本代表戦が開催されないこともあり、神戸のチケットは比較的買いやすいはず。ぜひ、神戸でのラグビー世界一決定戦の目撃者になってもらいたい。

2019年チケット販売スケジュール
・落選者向け特別販売(先着):1月15日(火)20時19分~1月17日(木)23時59分
・第二次一般販売(先着):1月19日(土)10時00分 ~ 3月31日(日)23時59分
・第三次一般販売(先着):5月~
・公式リセールサービス=:5月~
※第三次一般販売(先着)及び公式リセールサービスの開始日時は、後日改めて告知。

神戸のラグビー界にとって、最高で最良のニュースは神戸製鋼コベルコスティーラーズの15シーズンぶりのトップリーグ制覇、18シーズンぶりの日本選手権制覇だろう。2018年12月15日、トップリーグと日本選手権を兼ねたサントリーサンゴリアスとの決勝戦は、55-5という予想外の大差となり、神戸製鋼の強さを印象付けた。さまざまなメディアで優勝の理由などは語られているが、筆者が印象に残っているのは、優勝直後のデーブ・ディロンヘッドコーチの言葉だ。「きょうは、みんながチームメイトを思いやりながら戦っていた。会社の歴史を理解し、平尾誠二さん(故人)のことを思って戦った。チームを誇りに思います」。

15人という大人数で戦うラグビーでは、チームメイトと強固な信頼関係を築き、それぞれの長所を発揮できるように助け合わなければ勝つことができない。それは小学生のラグビーからトップリーグの頂点に立つチームまで変わらない真理だ。そんな当たり前のことを、会社の歴史を改めて学び、チームのカルチャーを再構築することで選手に浸透させたコーチ陣の手腕は高く評価されるべきだろう。グラウンドでのパフォーマンスが抜きんでているダン・カーターがチームを優勝に導いたという見方もあるが、キーマンはウェイン・スミス総監督だ。スーパーラグビーの常勝軍団クルセイダーズの礎を築き、ニュージーランド代表オールブラックスのヘッドコーチ、アシスタントコーチを歴任した名将は、チームのカルチャーを作ることに長けている。

スミス総監督は、ラグビーマガジン(2019年2月号)のインタビューで「ラグビーは、愛がなくては戦えないスペシャルなスポーツです。プレースタイルは、選手も観客も魅了できるものでないといけない」と話している。激しく体をぶつけ合うタフなスポーツだからこそ、選手が自分たちのしていることを愛していなければ勝てないということだ。世界屈指の名将が、才能ある選手が揃うチームに熱い想いを持ち込んでくれたのだから、結果が出るのは必然だったのかもしれない。スミス総監督の下で指導にあたったディロンヘッドコーチは、決勝戦のあとの記者会見が終わると、会見場にいた記者全員と握手を始めた。取材に来てくれた人々への感謝である。清々しい空気が流れた。ラグビーというスポーツが持つ魅力を発信した点でも神戸製鋼の優勝の価値は高い。

平成元年1月10日、全国社会人大会で優勝したときから神戸製鋼の7連覇は始まった。平成最後の優勝も神戸製鋼である。記憶と記録の両方に神戸製鋼の名は確かに刻まれた。そして、平成最後のトップリーグMVPには、ダン・カーターが選ばれた。文句なしの活躍だが、世界最優秀選手を3度受賞しているカーターの競技歴に新たな栄光が加わった。神戸製鋼というチーム名、神戸という地名はカーターのプロフィールにこの先もずっと記されるわけだ。ラグビーがなくても魅力的な街に、世界に誇れる宝物がひとつ増えたということだ。

神戸製鋼の優勝から学ぶべきは、これを読んでいる皆さんが所属するそれぞれのコミュニティーの先人たちの足跡を振り返り、存在意義を問い直すことではないか。それはきっと、神戸でのラグビーワールドカップの盛り上がりにつながると思うのだ。

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村上 晃一氏 プロフィール
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。99年、03年、07年、11年、15年のワールドカップでは現地よりコメンテーターを務めた。
著書に、「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)などがある。

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