ラグビー部紹介

伊川ラグビークラブ

伊川ラグビークラブ
「伊川の子どもたちにラグビーを楽しんでもらいたい」というコンセプトから、1998年に伊川谷ラグビークラブが誕生した。地元の伊川谷小学校の子どもたちが中心にクラブは規模が大きくなり、やがて伊川谷小学校以外の子どもたちもクラブに参加したことを機会に現在の伊川ラグビークラブと改称した。

 

学年をまたいで一緒に
現在のクラブのメンバーは1年生から4年生まで20名弱での活動、学年をまたいで一緒にラグビーを楽しむ。
ラグビースクールが盛んな兵庫県下では小規模での活動であるが、それが逆に特色となっている。
 
「上の学年の子が下の学年の子の面倒を見てあげて、下の学年の子も年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんと仲良くなっていくんです」と語ってくれるのはメインコーチの大江久至さん。
自身も大学、社会人とラグビーをプレーしていた経験者。
 

約15年前に大阪転勤が決まったタイミングで、ラグビー部の先輩に声を掛けられたのがキッカケで伊川ラグビークラブの指導に携わることになった。
自身の子どもがクラブを卒業した現在も指導に汗を流している。
「指導を始めた当初は自分自身が経験者なので、教えてやるっていう気持ちがあったかもしれないのですが、実際に指導をすると子どもたちに教えらえることが多くて。ある卒業生に、大江コーチに褒めてもらえたのが嬉しくてラグビーを続けることができましたって言われたのは思い出に残っています」
 

大江コーチの教えはシンプルだ「ルールを守ってラグビーを楽しむ中で、人の痛みをわかる人間になってほしいと思っています。そのために、グレーゾーンではなくルールをしっかり教え込みます。」
 

今年80歳西村コーチ

そんな大江コーチが全幅の信頼を寄せるのが、今年80歳になるという西村一信コーチ。
県立星稜高校、県立明石清水高校で長年にわたり指導。明石清水高校時代の教え子にあたるのが大江コーチという関係だ。
 

「10年くらい前に、伊川谷の運動広場で練習しているのをたまたま覗いたのがキッカケでした。その日から気が付けば子どもたちを教えています。それまで教えてきた高校生と違って、言葉で伝えてもなかなか伝わらないし、最初は面食らいました。子どもたちからは元気をもらっていますよ」とにこやかに語る。
現在は水曜日も希望する子どもたちを対象に自主練習に付き合う西村コーチ、子どもたちにはどう成長して欲しいか尋ねた。
 

「忍耐力や我慢強さを持った、あきらめない子どもたちを作っていきたいですね。チームスポーツだけに、仲間を大切にすることも教えています。ここでは基本をしっかり教えて、中学など上のカテゴリに進んだ時に困ることがないようにしてあげたいと思っています。私自身が大学からラグビーを始めたのですが、基本も何もない状態でラグビーをしていたのでね」
孫世代、もう少しすればひ孫世代になる子どもたちとのコミュニケーションは西村コーチ自身のエネルギーになっている。

 

目標は秋の県大会出場
最上級生となる4年生は現在8名が在籍。
クラブでは唯一の単独チームとして、秋の県大会に出場した。
キャプテンを務めるのは川田法親君。1年生時に友達に誘われ、伊川ラグビークラブに加入した。
「最初はボールをパスするのが楽しかったです。チームはみんなが面白くて、楽しい子が揃っています。県大会での優勝が目標です」
身体は少し小柄、足が特別には速いわけではないというが、試合になると相手を翻弄する走りを見せてくれるという。
 

「小さい子も、大きい子も、少しどんくさい子も、一生懸命プレーしてくれます。その姿を見ると本当に感動します。」
と大江コーチは子どもたちの成長を実感する。
 

ワールドカップを契機に
賑やかな時期は総勢で50名近くが在籍していた伊川ラグビークラブ。少子化の影響など、減少傾向だけに今年のラグビーワールドカップへの期待は大きい。
 

「ラグビーは危険なスポーツと思われがちですが、私が指導に携わって約15年の間でラグビーのプレー中に大きな怪我をした子がいません。まず受け身、ストレッチなど、怪我をしないための身体の使い方をしっかり指導しています。また来年から1、2年生はタグラグビーが導入されることになりましたので、小さい子も安心して取り組めますので、大歓迎です。これまでは自身がラグビー経験者という保護者が子どもを連れてくるということが多かったですが、最近はラグビーをテレビなどで観たという未経験の保護者が子どもを連れてきてくれます。ワールドカップに向けて、ラグビーが注目されていることも実感しています」
 

神戸で開催されるラグビーワールドカップを契機に、伊川ラグビークラブでラグビーにチャレンジする子どもたちの姿が今から楽しみでならない。