ラグビーのルール
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ラグビー部紹介

兵庫県立兵庫工業高校

兵庫県立兵庫工業高校

 

「ケンコー」の愛称で親しまれるラグビー部
明治時代中期に造船会社を中心に工業地帯として発展した和田岬で1902年に創立した兵庫県立兵庫工業高等学校。
県内では「ケンコー」の愛称で親しまれるラグビー部は、長い学校の歴史とは対照的に1990年創部の新しい運動部。OBには2015年ラグビーワールドカップ日本代表の伊藤鐘史が名を連ね、全国予選の県大会ではベスト4が最高位である。
 
第29期となる現在のラグビー部は2年生11名、1年生13名、マネージャー2名の26名が所属する。
部員全員がラグビー未経験のチーム、顧問を務めるのは吉岡雅記先生はじめ4名のアグレッシブな先生たちだ。
普段の練習での指導はもちろん、「公立高校であればどこでもやっていることと思いますが」と語る新入部員の勧誘から積極的だ。
部活動のオリエンテーションでは顧問手作りのラグビー部紹介DVDを流してラグビーの魅力を新入生に伝えるほか、「まずウエイトルームを見せて、部員と一緒に筋力トレーニングの体験をします」という少し変わったアプローチを行っている。
その狙いについて吉岡先生は「この年代の男の子たちは身体を強く、大きくしたいという想いを持っている子が多いので、ラグビーのトレーニングを見せると興味を持ってくれるんです」と語る。

PR橋本統也選手
2年生でPR(プロップ)として活躍している橋本統也選手は183センチと逞しい身体が目立つ。中学ではソフトテニス部であったが「熱心な勧誘と設備の整ったウエイトルームが魅力的で」ラグビー部の門を叩いた。
「想像していた通り、しんどいスポーツでしたけど、タックルを決めると楽しいし、ラグビーをしたことでメンタルや気持ちの面が強くなりました」と充実した表情を見せる。
そんな橋本選手が「頼りになるリーダー」と語るのは、同じ2年の浅野歩主将。中学までは野球に励んでいたが高校からラグビーを始め、1年時から試合に出場している。「自分がやるんだ、という気持ちが強かった」と新チームでキャプテンとなり、強いリーダーシップを発揮している。
こうして柔道や野球、中には吹奏楽部出身というさまざまな経歴を持って入学した生徒がラグビーの魅力に取り込まれてチームとなっていくのがケンコーラグビー部だ。

 

チームの目標は県総体のベスト8
チームの目標は県総体のベスト8に据えている。
体格に恵まれた選手が多く、武器はフォワードが一体となったモール攻撃が伝統。
武器であるモールを活かすため、バックス陣も大きくボールを動かして、相手陣深くに入っていくアタックを磨いている。
吉岡先生は「まともに私学の強豪校に当たるのではなく、ラグビーの理解を深めて、相手をアッと言わせるようなオリジナリティを作って武器としていきたいですね」

 

「ケンコー」今後に活躍
グラウンドからはラグビーワールドカップの試合会場である御崎公園球技場が顔をのぞかせる。
2019年に向けて吉岡先生は「まだまだ日本で普及していないラグビーというスポーツを地域で普及させていく役割を自分たちで担っていきたい」と語る。
2017年からはその一環として、近隣の小学校に出向いて、体育のタグラグビーの出前授業をラグビー部として行っている。ラグビーの普及はもちろんであるが、部員の成長も目的の一つとしている。
「出前授業のプログラムは部員自身が考えて実行しています。考える力を養い、また小学生に実際に教えることで自分たち自身も成長できます。」と吉岡先生はその意義を説明してくれた。
勝つこと、強くなることはもちろんであるが、ラグビーが持つスポーツマンシップを中心とした人間としての成長に重きを置くチームづくりが特長の「ケンコー」、今後の活躍が期待される。