ラグビー部紹介

北神戸ラグビークラブ

北神戸ラグビークラブ

神戸市北区の有野小学校のグラウンドを拠点に活動する北神戸ラグビークラブは2018年で創設20周年を迎える。幼児から中学生まで総勢100名が、コーチ役のお父さんたちとラグビーを楽しんでいる。

 

ヨチヨチからヨイヨイ
「ヨチヨチからヨイヨイまで、ですわ」
と笑顔で取材に答えてくれたのは、牧野友規代表。
その意味を牧野代表は「歩けるようになってから(ヨチヨチ)、歩けなくなるまで(ヨイヨイ)、生涯スポーツとしてのラグビーを楽しんでもらうことをモットーに取り組んでいます。小学校、中学校を卒業してラグビーから離れる時期があっても、ラグビーでつながった仲間を大事にしてもらいたいという気持ちで子どもたちとラグビーを楽しんでいます。」と話してくれた。
月2回、夜間に近隣のグラウンドを使って、老若男女問わずにラグビーを楽しむラグビー広場という交流の場も設けている。

 

お父さん全員がスタッフ
全国各地にある一般的なラグビースクールは、指導員やコーチを各学年に配置して指導にあたるが、北神戸ラグビークラブは「お父さん全員がスタッフです。一部のラグビー経験者のお父さんには中心的な役割をしてもらっていますが、その他のお父さんも全員一緒に子どもたちとラグビーしてもらっています」という特色を持つ。
幼児の練習では、抱っこ紐で子どもを抱っこしたまま子どもたちの練習のサポートをするお父さんの姿も。
「あんな姿、ほかのラグビースクールではありえないと思うんですけど、ウチでは普通なんですよ」と牧野代表は笑顔で視線を送る。

 

特色のあるラグビージャージ
北神戸ラグビークラブの特色の一つはラグビージャージだ。
ボーダー柄が多いイメージのラグビージャージだが、4色の斬新なデザインを創立当初から採用する。
「4色を使うことで多様性、ダイバーシティを表現しています。ラグビーは多様性を持った競技ですから、個性を尊重しています。障害を持った子も積極的に受け入れていますし、ラグビーだけでなく他のスポーツに取り組んでくれることも応援しています」
とその意味を牧野代表は説明してくれた。
北神戸ラグビークラブのOBに、社会人の東芝ブレイブルーパスで活躍している谷浩二朗選手がいる。小学2年生からラグビーを始め、中学校からは陸上競技に転向。
ラグビーで鍛えた万能の身体能力が陸上競技で開花し、筑波大学進学後には十種競技で東京五輪を狙う位置にいたが、東芝ラグビー部からの熱心な誘いを受けてラグビーに再転向したという変わり種で現在は7人制ラグビーでの東京五輪出場を狙っている。
まさに多様性を尊重する北神戸ラグビークラブOBならではのエピソードといえるのではないか。

 

お母さんもスタッフ
グラウンド内で子どもたちと直接的に接するお父さんはもちろん、それをサポートするお母さんたちも北神戸ラグビークラブの「スタッフ」だ。
5年生と2年生の兄弟がプレーするお母さんに話を聞いた。
「5年生の長男が幼稚園年中の時から通っています。父親がラグビー好きで、プレーさせてみたいなと思っていたタイミングで、同じ幼稚園の友だちがここに通っていたので。
気の優しい子なのですが、ラグビーを始めたことで少しずつ成長してきています。身体を張ってパスする姿、仲間意識を持って頑張ってくれる姿を見ることができるのは親として、とても嬉しいです。顔つきもカッコ良くなって成長していますね。
北神戸ラグビークラブは優しいお父さんコーチたちが、モチベーションをスムーズに上げてくれています。競技そのものはハードですが、楽しく取り組んでくれています」
と現在の環境が充実していることを話していただいた。

 

多様性を重視し取り組む
2015年ラグビーワールドカップの後もラグビーに取り組みたいという子どもは増えたが、国内の視線が集まる2019年ラグビーワールドカップの後は小学生世代の競技人口の増加には大いに期待が集まる。
ラグビーを始めたいという子どもたちに向けてのメッセージを牧野代表にお願いした。
「ラグビーはボールを持った鬼ごっこです、自由なスポーツです。特別な能力や技術がなくてもプレーすることができますし、全ての子にポジションがあります。ぜひ楽しんでラグビーを始めてください。」
ラグビーが持つ多様性を重視して取り組む北神戸ラグビークラブ、子どもたちの成長が楽しみである