ラグビー部紹介

神戸大学医学部ラグビー部

神戸大学医学部ラグビー部
神戸大学医学部は明治2年に設立された神戸病院を母体に幾度の変遷を経て、昭和43年4月から現行の大学医学部として歴史を刻んでいる。
医学部単独のラグビー部は創部60年を超える歴史を誇り、OBには2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥氏も名を連ねる伝統あるクラブだ。
現在は関西大学ラグビーDリーグに所属している。

 

医学部が単独でラグビー部を編成
現在の部員数は27名。医学部が単独でラグビー部を編成する背景を説明すると、文学部や経済学部といった他の学部と異なり、6年間でカリキュラムが組まれている点が大きい。クラブには1回生から6回生までが在籍している。
活動は週3回。本来であれば神戸大学深江キャンパスのグラウンドを使用するが、現在はグラウンドの芝生化工事中のため、市営グラウンドなどを自力で確保して練習に励んでいる。

目的意識をチームトークで共有
練習は主将、リーダー陣を中心にメニューを組み立てる。
中心に立つのは原田大輝主将。中学、高校とラグビーを続けてきた経験者。外科や整形外科に関心を持つ部員が多い中、興味関心は宇宙医学(宇宙で安全に生活するために、解決しなければならない医学的・健康学的な問題の研究)という。
未経験者も多いチームで練習メニューを組み立て、試合で勝利を目ざすというのは難しい部分もあるが原田主将は「出来ること、出来ないこと、試合までに出来ていないといけないことを整理しながら、練習に臨んでいます。1年間通してのメニューも作って進めています」とチームを上手くコントロールする。
学生による自主運営。若さゆえ、時には甘えや妥協が生まれることもあるのではないか?という疑問には「自分自身が甘えたらダメという意識を持って取り組んでいます。医学部ラグビー部は代々の歴史があり、多くの先輩が築き上げてきたものを崩すことのないように意識しています」と胸を張って答えてくれた。
そんな原田主将を中心としたチームの練習はプレイヤー目線ということもあってか、テンポが良い。練習一つ一つの目的意識をチームトークで共有し、長時間繰り返さずに、次々と練習メニューを消化していく。メンバーも主体的に声を発し、甘えが見えない練習を行っていく姿勢は強く印象に残った。

 

主務祁内さん
主務を務めるのは大学からラグビーの世界に飛び込んだ祁内允行(けないみつゆき)さん。
高校までは野球に打ち込み、大学で新しいスポーツに挑戦しようかな?と考えていたところ、声を掛けてきたのが「身体のデカい」ラグビー部員だった。
実際に取り組んでみると「奥が深くて、楽しい」スポーツであることに気づき、ラグビーの世界にのめり込んだ。
現在はケガのためプレーはできていないが、アタックの自由度が広いフルバックのポジションで活躍する。「アタックが好きなので、ラインブレイクするためにサインプレーを駆使したり、自分から仕掛けて勝負したりという点が楽しいです」
チームを取りまとめる主務としての顔も持つ。自主運営のチームには欠かせない存在だ。

目標は西医体優勝
チームの最大の目標は通称「西医体(にしいたい)」と呼ばれる、西日本医科学生総合体育大会での優勝だ。西日本の医科学部を持つ大学による体育大会でラグビー競技にも30校を超える大学が参加する。
神戸大学医学部は2015年に準優勝したのを最後に近年は上位へ進出ができていない。
原田主将もこの大会に照準を絞っており、チームを仕上げていくことに余念はない。
大学ラグビーといえば、関西大学ラグビーが真っ先に頭に思い浮かぶが、医科学生たちが作り出す負けられない戦いも一味違う興味深さが感じられた。
多くのOBの期待を背負い神戸大学医学部ラグビー部は西医体での優勝を狙う。