ラグビー部紹介

BIG WAVE(神戸オーバー40 ラグビーフットボールクラブ)

西神戸ラグビースクール
肉体と肉体が激しくぶつかり合うスポーツであるラグビーフットボールは、一般的には20代後半までが現役選手としてのピークと言われている。しかし一線級を退いても、なお楕円球を追いかけるクラブラグビーの世界で生涯現役を貫くラガーマンは全国に多数存在する。
不惑ラグビーと呼ばれるシニア世代のラグビーはパンツの色で分けられた10歳区切りの年代別の試合や、年代入り混ざっての試合などが展開され、生涯スポーツの一つとして日本国内でも定着している。
BIG WAVE(ビッグウェーブ)は兵庫県を地盤とした40歳以上・オーバー40のラグビークラブチームとして1991年に創立した。最年少は40歳、最年長は76歳と年齢差36歳のメンバーが約100名近く在籍する。
学生時代にラグビーをしていたメンバーが大半であるが、中にはラグビー未経験でチームに加入したメンバーもいるなど、バラエティに富んでいる。

 

基本はラグビーを楽しむ
BIG WAVEは60代・70代カテゴリで約50試合、40代・50代カテゴリで約50試合の年間合計約100試合の試合を中心に活動している。
目標としている大会は兵庫県ラグビー協会が主催する兵庫県オーバー40クラブ選手権。
社内のラグビー部として活動している実業団スポーツとは異なり、クラブラグビーの特長は年齢や出身、職場もさまざまなメンバーが集まる。活動費はメンバー自身が持ち寄る会費をベースに、グラウンドの使用料などはその都度参加メンバーで割り勘する。
常に確保できるグラウンドがないため、練習場所の確保が悩みの一つ。
もちろん仕事や家庭が優先となるため、活動日に欠席をするメンバーがいるのは不思議なことではない。特に職場で管理職となり、子どもも成長して何かと多忙となる40代と50代のメンバーは常に新規加入を募集している。

保護者とのコミュニケーション
現在、キャプテンを勤めるのは藤本聡さん。
神戸市立工業高等専門学校でラグビーに出会う。社会人となり神奈川県川崎市で子供が入ったラグビースクールのコーチチームで再びプレー。転勤で出身地の神戸に戻ってきた際に、オーバー40のクラブチームをインターネットで検索し、BIG WAVEの一員となった。
「雰囲気が良く楽しくて、すぐに馴染むことができました。」と当時を振り返る。
現在、遠方は九州にもメンバーがいる100名近い大所帯をまとめる役割を担う。
「私たちのモットーですが、家族、仲間、対戦チーム、レフリーに常に感謝をしてラグビーをしています。チームが長く続いていくためには40代、50代のメンバーが増えてくれるように頑張っています。楽しいクラブライフをエンジョイできる仲間を募集しています。」

 

日本代表を送り出す
そんな藤本キャプテンが「個性的で面白いですよ」と視線を送ったのが、石野誠さん。
職業は魚の卸売業で海外へ魚を輸出している、自営業者。
学生時代にはラグビーの経験はなく、自身の子どもがラグビースクールに通い始めたタイミングでラグビースクールのコーチチームに誘われ、「気が付けば40年近く」ラグビーをしている。BIG WAVEの創立メンバーの一人でもある。
長くラグビーを続ける理由を「家にいてもすることないしね」と冗談を飛ばして笑う。
「みんなでいるのが楽しいのですわ、出ていけと言われるまでは続けたいと思っています。」と話してくれた。
石野さん、長年クラブラグビーでプレーしているが「トライは3回しかしたことない」と言う。「チーム全員、ウソやろ?と言うんです。3回”も”トライしてないやろって(笑)」
練習中も「もっと優しくパスして」、「走るのしんどいねん」と足よりも口が動く石野さん、これも不惑ラグビーの自然な光景に映るから面白い。

ワールドカップを契機に
ラグビーワールドカップ日本大会開催のミッションの一つに「レガシィを残す」ことが掲げられている。大会が近づき盛り上がりが増しているが、まだまだ町中で楕円球が飛び交う光景を見ることは少ない。
何十年も先になるかもしれないが、野球やソフトボールのようにシニア層が活発にラグビーをプレーする光景が日常的に見られればラグビーワールドカップ日本大会開催は真の成功と言えるであろう。その時、神戸の不惑ラグビーの中心にはBIG WAVEがあるはずだ。